帯状疱疹の概要
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が原因で発症する皮膚疾患です。過去に水ぼうそうにかかった人の体内に潜伏していたウイルスが、免疫力の低下によって再活性化することで発症します。
帯状疱疹の主な症状
- 体の片側に沿って現れる赤い発疹と水疱
- 強い痛みやピリピリとした違和感
- 発熱や倦怠感を伴うことがある
- 皮膚症状が治った後も神経痛が続くことがある(帯状疱疹後神経痛)
帯状疱疹の原因とリスク要因
原因
- 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が体内に潜伏し、免疫低下時に再活性化
リスク要因
- 加齢(50歳以上でリスク増加)
- ストレスや過労
- 免疫力の低下(糖尿病、がん治療中、ステロイド使用など)
帯状疱疹の治療方法
1. 薬物療法
- 抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど):ウイルスの増殖を抑え、症状の軽減を図る
- 鎮痛薬(NSAIDs、神経障害性疼痛薬):痛みを緩和する
- 外用薬(抗炎症薬):皮膚の炎症を抑える
2. 日常ケア
- 患部を清潔に保つ
- 患部を掻かないよう注意
- ストレスを減らし、十分な休息を取る
帯状疱疹の予防策
1. ワクチン接種
- 50歳以上の方に帯状疱疹ワクチン(シングリックス)が推奨される
2. 免疫力を高める
- バランスの取れた食事を摂る
- 規則正しい生活を送り、ストレスを減らす
- 適度な運動を心がける
まとめ
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化によって発症する疾患で、特に免疫力が低下したときにリスクが高まります。主な症状として痛みを伴う発疹や水疱が体の片側に沿って現れることが特徴であり、重症化すると神経痛が長期間続くこともあります(帯状疱疹後神経痛)。
治療には抗ウイルス薬や鎮痛薬を使用し、症状の軽減と回復を促すことが重要です。また、ワクチン接種や免疫力の維持によって発症リスクを下げることが可能です。適切な予防と早期治療を心がけ、健康を守りましょう。
FAQ
よくあるご質問
- Q
- どのような検査や診断を行っていますか?
- A
- 当院では、耳鼻咽喉科・内科・皮膚科領域の検査や診断方法を提供しています。
- Q
- 花粉症で毎年悩まされています。どうしたら症状が軽減されますか?
- A
- 症状が出てから治療を開始するよりも、花粉が飛ぶ前から薬を予防的に内服すると効果がいいとされ奨励されています。また、通年での治療になりますが、「舌下免疫療法」で症状の改善が期待できます。
- Q
- 自分(親)が受診したいのですが、その間子供の面倒を見てもらえますか?
- A
- 短時間であればスタッフが見ますので遠慮せずご相談ください。ただし処置や検査などで時間がかかると予想される場合や、お子さんが騒いだりしてスタッフが面倒をみれない場合は事故防止のため、他の病院で診察をお願いしたり、もしくはお子さんを他の方に預かっていただき、再度改めてご本人だけで来院をお願いすることもありますのでご了承ください。
- Q
- 予約は必要ですか?
- A
- お電話または予約システムよりご予約下さい。